かく言う私も約20年前、2002年から2003年に掛けて11ヶ月間、税法違反とのことで塀の中で過ごした経験があります。
その結果、172cm、約70kgで塀の中に入った私は、11ヶ月後の出所時には何と57kg!
マイナス12~3kgの体重減少に直面しました。
また、その足で出向いた主治医での血液検査まで完璧!
まさに 究極のダイエットは塀の中にあった! を実体験した一人です。
「なんだ!ダイエットとはこんなに簡単なんだ!
よし塀の外に出たら正しいダイエットを世の中に広めよう!」
それがダイエットに目覚めたきっかけでした。
どうして塀の中で暮らすと痩せるのか…
それは絶対的な摂取カロリーの不足!
それに尽きます。
塀の中での新人訓練で通達された事が一つ。
「お前達はお客さんではない。
塀の外で良からぬ事をやらかしたから今ここにいる。
塀の中では、男性は1400kcal、女性は1200kcalの食事で遇するからそのつもりでいるように!!」
要するに
1日の摂取カロリーを、
男性1400kcal、
女性1200kcal
に制限された食事を出す との通達だったのです。
これはまさしく、一般人男女の基礎代謝量、生きるために最低限必要なエネルギー の数値であり、 生活エネルギー分のカロリーは、ほぼ省かれています。
通常、塀の外での平均的一般人(男性170cm±2~3cm、女性160cm±2~3cm)の
1日の消費エネルギーは男性:約2500kcal、女性:約2000kcalほど 必要とします。
ですから塀の中での摂取カロリーは 男女共それぞれ毎日約1000kcalほど不足 するわけです。
(ただし、あくまでもこれは「一般的体型の人」の場合ですので、それぞれの方の体格によって変動があります)
塀の中では、朝7時、昼12時、夜5時と3回食事がありますが、麦飯中心の1日1400〜1500kcal程度の質素な食事です。その他の食べ物は一切ありません。
そこで、私共、日本ダイエットアカデミー協会では、塀の中での食事を参考に「東京矯正管区」より塀の中のリアルレシピを取り寄せ、その中で選りすぐった、1食500kcal前後の食事を300食、管理栄養士として有名な「荒牧麻子先生」に調理及び監修を引き受けていただきました。
また医学的、栄養学的、そして運動生理学などの見地から、日本の肥満研究の第一人者であります医学博士「大野誠教授」に総監修を引き受けて頂き「知識や理論」のダイエットマスターがスタートしたのであります。
痩せること自体は皆さんが考えるほどそんなに難しい事ではありません。
痩せたい方は、当協会のランディングページ、またはホームページをご覧ください。
ただし、一番気をつけなければならない、最大の注意点、それは一般食に戻した途端、リバウンドしてしまい、 ダイエットを始める前以上に太ってしまう ことが怖いのです。
人の体は極端な減食などで異常な痩せ方をしたら、身体が生命の危機を感じ、 一生懸命リバウンドするように出来ています。
それが、人類が何十万年とも、何百万年とも言われますが、生き延びてきてきた摂理です。
またリバウンドするたびに、痩せづらい脂肪過多の納得のいかない体、りんご型肥満や、洋梨型肥満など に徐々に変化していきます。