それが、医学の進歩と共に肥満の弊害がはっきりと露呈してきたのです。糖尿病、高脂血症、高血圧、それに肥満を加えると、『死の四重奏』といわれる程、肥満の弊害が声高に叫ばれるようになりました。
数百年前に幾多の巨匠により描かれた、西洋の女性の裸身像は、殆んど、どちらかといえば肥満体型であり、その当時は肥満が健康を害するなどとは、誰も思っていなかった事が窺われます。ところが、医学が日進月歩の現代では、次々に肥満の弊害が発表され、ダイエットに関する関心が高まっているのです。
現代人のカロリー過多の食生活は、全世界の傾向であり、日本だけの問題ではありません。世界一の長寿国であります日本発のダイエットマスターが、全世界に先駆けて日本の間違いだらけのダイエットから警鐘を鳴らさねばなりません。例えば、基礎代謝、摂取カロリーと消費カロリー、日々行われている新陳代謝、交感神経と副交感神経、カロリー不足の弊害、最低限この程度の知識を持ち合わせていないと、全く無駄な努力になってしまいます。
そして短期間で痩せようなどと過激なダイエットに走った結果、死亡事故や、入退院の繰り返し、又、摂食障害などで苦しむ人が多い訳です。
どんなダイエット術を試そうと、最低限の知識を持ち合わせ、健康になる為のダイエットを心がけたいものです。